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俳優、石田延之こと鏡京太郎が綴る36年間、鏡の中に封印してきた想いと未来を綴るぺーじ。
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…どう思われますか? と言われてもなぁ。そんな悪いことする人には見えなかったけどなぁ…京太郎…というより
「しるかそんなもん」(本当はもっと丁寧な言葉でしたが)。

…え?前にも聞いたって?大丈夫。別にぼけたわけではありませんので。そう、それで電話を切ってあれやこれや考えるうちに、僕の知っているミラーマンのことを書けばいいんだ、と決意したわけです。
全部で51話でしょ。1話ずつの想い出を書いていったって1日、1コメントとして51日。なんだ、2か月もありゃ本できるじゃない、と思ったのです。その時は。
でもねぇ、これが出来ない。パソコンを前にしてもなんにも浮かんでこない。VAPさんから出てる「ミラーマンCompleteBox」の特典でご一緒した、工藤堅太郎さんもしきりに「そうだっけ?」を連発してらしたけど、今ならその気持ちがよく分かります。言葉だけでは、頭の中になかなか当時が浮かんでこないものなのです。

この頃には既に「ミラーマン大全」という詳細極まりないデータ中心の本があったので(僕もインタビューを受けています)、まずこれを改めて読み返しました。
「へぇ~そうなんだぁ」「あの回の視聴率ってこれぐらいだったんだぁ」と驚くことはあるのですが、やっぱり像が浮かんでは来るのだけど、まだピントが合っていない状態が続いていました。

せっかくですから、この機会に30有余年ぶりに「ミラーマン」を見ることにしました。DVDを手に持ってかざすと、裏面には当然僕の顔が映ります。
「あの頃はこんな便利なものなかったよな」
こうして僕は久しぶりに、鏡京太郎と相まみえることになったのです…。
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すっかり過ごしやすくなってきましたね。というより単純寒い
大体、正義のヒーローというのは寒いのに弱いようですね。そんなわけで鏡京太郎も風邪は治りましたが、まだ本調子じゃないみたいです。
さて、この本を書くいきさつですが…、元々は巻末についている小説をなんとか世に出したいと思ったのがきっかけでした。実際は、かなり実在する固有名詞なんかが出てきていたのですが、そういったものも含めて、実際に行ってみたり、調べたり、警察に電話したことも何回もあります。描写として、説明が多いのは、元々脚本を想定していたので、ト書きの部分が多かったせいもあります。
この小説をまず知り合いの編集に携わる方々に見てもらいました。そこでよく言われたのが「ミラーマンの話も訊きたい」というものでした。
ところが、当初はこれになかなか自分が乗れなかったのです。かっこよくいえば鏡京太郎の時間は止まっているからです…36年前に。役者というものは、例え自分の代表作であっても、過去の話をするのも、されるのも好まない…という人は多いです。その瞬間に力を注いでいるので、終わったらまた別のキャラクターに力を注ぎます。だから、終わったキャラに執着しているべきではない…という考え方ですね。
僕の場合、ポリシーなどという固っ苦しいものではなく演じた役柄が、自分とダブらせていた分、終わったときに余計凍結したかったのかもしれません。凍結した京太郎は…時間を…年齢をとらない。
けど、実際の僕は年齢をとるのです。であれば、僕だけでなく様々な人々のアイディアも盛り込まれたミラーマン=鏡京太郎は自分だけのものでなく、愛してくれたファンの皆さんのものでもある。だから、僕の中では凍結していた…のだと思います。
で、話は前後しますが、小説にミラーマンをどう絡めるのか、本にするのならどういう本にまとめればいいのか…など考えていた矢先に電話がかかってきたわけです。
「ミラーマンが捕まったんですがどう思われますか?」
 なんだか、咳が止まりません。やっぱ風邪をなめてはいけませんね。
ありがたいことに、本の問い合わせをいただきます。「買ったよ!」「見たよ!」「置いてあったよ!」「うちの近所にはないよ!」「見つからない!」…。
あのぉ、みつからないの僕に言われてもなぁ。
ところで、友人とかからよく聞かれるのが
「どうして、さよならなんですか?」
本を出す際に、出版社ではまず企画書というのを作ります。これが会社内で通らないと本は出せません(多分)。この企画書の段階で、題名を一応入れておきます。仮題ですね。その仮題が「さよならミラーマン」でした。気がついたらそのまんま題名になっていた…というわけではありませんヨ。
仮題をつけた編集の人も当初は変えるつもりだったのだそうですが、この題名一番最初に気に入ったのが僕だったのです。
色々な話し合いの中で「さよなら=決別というのは後ろ向きにとらえられそう」という声はよく聞きました。ただ、僕が比較的に頑固に「変えたくない」と固辞したのがこの題名だったのです。
文章にすると難しいのですが、個人的に「さよなら」という言葉が「別れ」とは別の意味でこだわった部分なのです。この題名が決まるまで(僕の中ではこれで決まっていたけど)がそのまま編集メイキングになりそうです。
というわけで、しばらくは「さよならミラーマン誕生」(変だ…)と題して、本が出来上がるまでを追いかけてみましょう。
羽田インベーダーズは「恥ずかしいから嫌だ」と笑ってましたが、こちらは初めての本を作る作業ということで、興味津津だったのです。
つづく。


邪(よこしま)な風と書いてカゼとよみます。油断すると長居するのが風邪の邪悪なところですねぇ。熱下がらないですよ。ベンザ飲んで早く寝るに限ります。
風邪ひきの鏡…じゃなくて石田です。

イベントレポートもこれで終わりです。トークショウ終了後、第2次サイン会に突入しまして、その直前に撮影したのが西条さんとの2ショット。変身前VS変身後ってとこでしょうか。
さすがにぶっとおしでやったので、ひとまず切り上げて外に出るとまだ何人もの人が外で待っていてくれたらしく、握手したり、言葉を交わしたりしながら帰路につきました。
雨もすっかり止んでたし、やっぱ僕って晴れ男なんでしょうネ。時折まだ、雨の滴を残した車のバックミラーが街灯に反射して光ってるのをみると、妙な気分にさせられました。酔ってたからかしらん?
また、機会があればやりたいですね。
最後に来てくれたみんな、ありがとう。
これなかった人は、このブログで僕と会いましょう。
あ、本も読んでくださいね。
 当ブログにお越しいただいている皆さん、こんにちは。「さよならミラーマン」の構成、取材、編集等を担当した羽田インベーダーズです。今日は、この場を借りて御来訪いただくみなさん、そしてこの本に興味を持っていただいたみなさんにまずはお礼を述べさせていただきます。
お仕事を通じて知りえた石田さんは、一言で言うと「爽やか」な方でした。爽やかなのですが、「やろう」と決めると一本筋を通される方でした。何より、ミラーマン=鏡京太郎という代表作を持ったことを今、改めて本に著わすという作業の中で「読みやすくて、笑える本にしたいよね」ということから、当時を振り返るインタビューを自身で全てこなすという作業にいやな顔一つせず最後まで付き合ってくださいました。
そして、8日に行われたイベントも、まさかのサプライズの応酬という茶目っ気を見せていただきました。結果として、ミラーマンに特化しない、サプライズだらけのイベントになりましたが、逆に休憩時間も殆どないトークショウを一気に走っていただき感謝、感謝です。特撮というジャンル以外では、共演する機会もそれほど多くないにも関わらず、当日駆けつけてくれたゲストの方々にお礼を申し上げるとともに、改めて石田さんの人柄に感銘を受けました。
今日、発売になった「さよならミラーマン」ですが、題名から「石田延之はミラーマンが嫌いなのか?」と、やや後ろ向きなタイトルという見られ方もするかもしれません。そうでないことは、お手数ですが本を読んでいただければ、おそらく心に沁み込むものと思います。葛藤、苦労なども読んでいてあまり重苦しく感じられないのも、著者の人柄の賜です。
よろしければ、いえいえ、是非手にとっていただけることを願って止みません。
どうか、一人でも多くの人が読んでいただけることを願いつつ…。

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誕生日:
1971/12/05
職業:
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 現在、発売中の『さよならミラーマン』の86頁ー当時の制作主任、設楽氏と助監督、北村氏の対談において以下の件~ ”~志村さんは、下に優しく上には厳しい人なんです。絶対お世辞を言わない、珍しい人でした。損と言えば損ですよね。世渡りベタというか。あ、この人も出世しない人だ(笑)。*(山浦さんとの対談参照)  とあります。これは脚本家の山浦弘靖氏との対談において設定上「出世しない人」という言葉があり、それにリンクするものとして捉えておりましたが、86頁においてもスタッフ思いであり、スタッフの為に上にも媚を売らない凛とした性格ーそれ故にスポンサーなど上とはぶつかることも多く、才能があるのに出世はしずらいー という意味として対談時の通り記述させていただきました。  ですが、とらえようによっては誤解を招く文章でもありますし、また発言者となった北村氏にもご迷惑をかけかねない要素も含まれておりますので、ここに弁明並びに不用意な文法となったことをお詫び申し上げます。また、この文章を読まれて御不快に思われた方には、真意は異なるということと、不用意な文法である点に関してお詫びを申し上げるとともに、ご理解賜りたくここに敢えて記載させていただきます。 株式会社大洋図書  「さよならミラーマン」編集スタッフ一同
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