忍者ブログ
俳優、石田延之こと鏡京太郎が綴る36年間、鏡の中に封印してきた想いと未来を綴るぺーじ。
<< 01  2025/02  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28    03 >>
[22]  [23]  [24]  [25]  [26]  [27]  [28]  [29]  [30]  [31]  [32
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

妙な天気ですね。昼間はあんなに温かかったのにもう肌寒い。
ところで、ご存知のかたも多いかもしれませんが「ミラーマン」を創った円谷プロがとある会社に買収されましたよね。新聞とかネットとかで随分と騒がれたし、また偉い人が「これからはCGだ」と発言されたとか。まぁ、言葉には様々な意図が含まれていますし、そのまんまの意味かどうかは解りませんが、CGをどういうものと捉えられているのでしょうか? ミニチュアワークが懐古趣味だというのなら、その発想自体が懐古的だと、特撮関係のお仕事をされてる方がぼやいてました。
なんにせよ、あの無茶苦茶なエネルギーが迸っていた時代が終わったのかなぁ…とふと寂しく思いました。
PR
日増しに寒くなって参りました。わたくし、寒さにはめっぽう弱いのです。冬をジャンプし、早く夏が来ないかなぁ~なんて思っている今日この頃です(笑)
打ち合わせの帰り三軒茶屋の事務所に寄ったら電話のコールがけたたましく鳴っております。受話器を取ると日刊ゲンダイからの電話でした。「この間取材した記事、13日に出るので」との知らせの電話でした。忘れなかったら読んでみて下さい! 
 何が大変…ってスケジュールを縫うようにインタビューの日取りは決めないといけないは、本になると決まるとあちこち直したくなるは、家族会議もしないといけないは。腰は痛いは…あぁ最後の2つは関係ないけど。
特にインタビューは全部自分が参加して聞き手に回る、と宣言してしまったからなぁ。どうせ、久しぶりに会って酒飲んでくっちゃべってんだろう?ぐらいに思ってる皆さん。大体はその通りですが、結構気遣うのですよ。特に、ドキドキしたのが西条満さんとの対談。実は一番最初にセッティングされたのが彼との対談でした。連絡が取れないという話だったんだけど、何のことはない僕のホームページの掲示板に息子さんが書き込みをしてくれたのが縁で、あっさり連絡が取れてしまったのです。
ただ、スタッフが心配してたのは僕と会うのはOKでもインタビューとなると、喋ってくれるんだろうか?とか、そもそも仕事として引き受けてくれるのだろうか?といったところだったみたいですね。
さて、本当に西条さんに会うのは久しぶりだった。お互い緊張してたけど、羽田インベーダーズの武井さんが、作ってきた「西条満名場面集」のおかげで、すぐ和みました。やっぱり映像があると違いますよね。というかよく作ったものだと感心しきり。
本の中では7頁に収まってますが、インタビュー自体は10時間ぐらい喋ってたんですよ。ミラーマンに関係するところだけでまとめて7頁。実際はミラーマン以降のお話とかを延々聴いてたのです。西条さんは、ヒーローもの以外では時代劇で活躍されていたので、僕より羽田インベーダーズの2人が楽しかったみたいですね。
それだけに長時間終えたときに「いや、楽しかった」と言われた時は本当、嬉しかったですね。
 出版社を訪れるのは初めてではありませんが、自分が書く本となると別です。気分は原稿をもって歩きまわる駆け出しの小説家気分。結構、緊張してました。
心配していたのは、同じようなものの考え方、見方をしてくれる人が担当さんになってくれるかどうか…あと、よくある特撮のデータ本を考えられると困るなぁということでした。あまり、こだわりの強いほうではないのですが、やっぱり「ミラーマン」は特別だったのでしょう。ここだけはゆずれない…というものもあったのだと思います。
こうして、羽田インベーダーズの片方、つまり大澤さんとお会いしたのですが…はっきりいってオタクでした。それも特撮系だけかとおもったら完全な映像おたく。様々な編集の方と会う機会がありましたが、「ミラーマン」の話をあまりしない人も珍しい。
「昨日、予行演習に『賞金稼ぎ』見てたんですよ。石田さん、変わらないですね」
『賞金稼ぎ』というのは、若山富三郎さん(勝新太郎さんのお兄さん)主演のウエスタン風時代劇です。たしか、最終回で仲間が殆ど死んでしまうというお話でした。
僕の出ていた、他の作品もよく憶えてるんですね。じゃ、ミラーマンに興味がないのかというと
「最初に出たLDのBOX買いました。飽きるほど観ました。それにこれからのインタビューとかで、また飽きるほど観るようになると思いますよ」と。
短い時間でしたが、お話をして最後に社内用の企画書というものを見せられました。驚いたのはその題名が「さよならミラーマン」だったことです。本人は「時間がないので勢いで、思いつきでつけた仮題です」
と照れてましたが、同じこと考えてたんだと吃驚。
その後なんどか打ち合わせを繰り返し、この本を出す会社と担当さんが決まりました。
出ると決まると、さぁ色々と大変なわけです。
 一気に寒くなりましたね。風邪ではないのですが鼻がぐずぐずします。みなさんも体調管理に注意しましょう。

さて、今回の本で当時の関係者にインタビューするとき、必ず用意していたのがDVD。映像が流れていると確かに、会話よりも当時の記憶はまざまざと蘇ってくるものです。楽しかったこと、痛かったこと、熱かったこと…などなど。
スーツアクターだった西条さんと再会したとき、彼の口から
『あぁ俺こいつと戦ったことがある』
という台詞が飛び出た時はなんとはなく、周りの皆がうれしそうな顔をしていましたっけね。
51話分のエピソードを眺めながら、まずは様々な記憶が浮かんできます。これをメモ書きのように残していきました。ただ、当初の目論見のように1日1話というわけにはいかず、なんだかんだと時間をかけて見ていきました。
最終回を見ているとき、我ながらいい終わり方だなぁ…と目を細めていることに気が付きました。
冷静に考えると、戦いも終わり、さぁ明日からは毎日朝子さんとデートとかにやついてるところに、死んだはずのお父さんから呼び出され、博士にはあっさり「お返しします」と言われたわけですから、定時で帰ろうとしたのに残業をいいつけられたサラリーマンみたいな気分なのですが。
でも、いいおわりなんですよね。どこか余韻が残る終わり方です。あの撮影が終わったときのことを思い返していました。一つの番組が終わったときの、何か使命を終えて、新しいものへチャレンジしようと心を切り替える時です。その気持ちは、生涯変わらないものです…。そう思った日。鏡京太郎というキャラにもう一人の自分を、永遠に変わらない想いを込めた日。頭に浮かんだのは最終回のタイトルのなんと素晴らしいことか!という思いでした。 
それから少し日を置いて、担当の編集さんと初めての顔をあわせることになったのです。実はこのとき、一つだけ心配なことがあったのです。
引っ張ってすいません。つづきます。

なんか、山の上の方は紅葉が見頃みたいですね。行きたいですねぇ。
★ カレンダー
01 2025/02 03
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28
★ 好評発売中!
「さよならミラーマン」 ¥1600円(税込)で全国書店他amazon などで発売中。笑って泣ける70年代映画屋の疾走する舞台裏!
★ 最新コメント
[07/14 みな]
[07/13 ハナガミ王子]
[06/27 みな]
[05/13 みな]
[05/04 みな]
★ 最新記事
★ 最新トラックバック
★ プロフィール
HN:
kiyoutaro
年齢:
53
性別:
非公開
誕生日:
1971/12/05
職業:
報道カメラマン
★ バーコード
★ ブログ内検索
★ 最古記事
(09/07)
(09/08)
(09/10)
(09/11)
(09/12)
 現在、発売中の『さよならミラーマン』の86頁ー当時の制作主任、設楽氏と助監督、北村氏の対談において以下の件~ ”~志村さんは、下に優しく上には厳しい人なんです。絶対お世辞を言わない、珍しい人でした。損と言えば損ですよね。世渡りベタというか。あ、この人も出世しない人だ(笑)。*(山浦さんとの対談参照)  とあります。これは脚本家の山浦弘靖氏との対談において設定上「出世しない人」という言葉があり、それにリンクするものとして捉えておりましたが、86頁においてもスタッフ思いであり、スタッフの為に上にも媚を売らない凛とした性格ーそれ故にスポンサーなど上とはぶつかることも多く、才能があるのに出世はしずらいー という意味として対談時の通り記述させていただきました。  ですが、とらえようによっては誤解を招く文章でもありますし、また発言者となった北村氏にもご迷惑をかけかねない要素も含まれておりますので、ここに弁明並びに不用意な文法となったことをお詫び申し上げます。また、この文章を読まれて御不快に思われた方には、真意は異なるということと、不用意な文法である点に関してお詫びを申し上げるとともに、ご理解賜りたくここに敢えて記載させていただきます。 株式会社大洋図書  「さよならミラーマン」編集スタッフ一同
★ お天気情報
★ 忍者ポイント広告
★ アクセス解析

Copyright (c)鏡の国からきた男 All Rights Reserved.
Photo material 空色地図  Template by tsukika

忍者ブログ [PR]